佐賀県鹿島市で300年以上続く伝統行事「ふな市」。
毎年1月19日、酒蔵通りとして知られる肥前浜宿に、生きた鮒を売る市が立ち、早朝から多くの人で賑わいます。
この市で売られる鮒は、二十日正月に食べる郷土料理「ふなんこぐい」に使われます。
ふなんこぐいとは?
「ふなんこぐい」は、昆布で巻いた鮒を大根やごぼうなどと一緒に煮込んだ、甘辛い味付けの煮物です。
かつて、商家や酒造元では、二十日正月に従業員をもてなし、商売繁盛を祈願して、大黒様や恵比寿様といった神様へ「ふなんこぐい」をお供えしていました。
鯛に似ていることから鮒が選ばれたという説や、当時の鹿島では鯛が高価だったため、手に入りやすい鮒を代用したという説など、その由来には諸説あります。
ふな市の見どころ
- 活気あふれる市場: 早朝から多くの人で賑わう市場は、活気に満ち溢れています。
- 新鮮な鮒: 生きた鮒がずらりと並ぶ光景は圧巻!
- 伝統の継承: 300年以上続く伝統行事で、地域の文化に触れることができます。
ふな市の基本情報
項目 | 内容 |
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開催日時 | 2025年1月19日(日) |
開催場所 | 佐賀県鹿島市 肥前浜宿(酒蔵通り) |
アクセス | JR長崎本線 肥前浜駅から徒歩5分 |
問い合わせ先 | 浜公民館 0954-62-2534 |
まとめ
ふな市は、300年以上続く伝統と、活気あふれる市場の雰囲気を味わえる、魅力的なイベントです。
ぜひ、足を運んで、珍しい風習に触れてみてはいかがでしょうか。