下関の台所として知られる唐戸市場。新鮮な魚介類が溢れ、週末には「活きいき馬関街」で寿司の食べ歩きも楽しめます。歴史ある市場の魅力、アクセス、周辺情報などを詳しくご紹介します。
1. 唐戸市場とは?
関門海峡を望む山口県下関市にある唐戸市場は、鮮魚店や飲食店が集まる活気あふれる市場です。一般客もプロの買い付け人も利用できる、全国的にも珍しい卸売市場です。
特徴
- 新鮮な魚介類: 下関名産のフグをはじめ、タイ、ハマチなど、瀬戸内海で獲れた旬の魚介類が豊富に揃います。
- 活きいき馬関街: 毎週金曜日から日曜日、祝日には、各店舗が腕を振るった寿司や海鮮丼を販売するイベント「活きいき馬関街」が開催されます。
- 関門海峡の絶景: 市場からは、雄大な関門海峡や門司港レトロの景色を一望できます。
2. 唐戸市場の歴史
唐戸市場の歴史は、1909年(明治42年)に唐戸地域で路上販売が許可されたことに始まります。その後、1924年(大正13年)に魚市場が移転し「唐戸魚市場」が発足、1933年(昭和8年)に「下関市唐戸魚菜市場」として現在に近い形の市場が開設されました。
当時は、業者向けの卸売市場と市民向けの小売市場の機能を併せ持つ、全国的にも珍しい形態でした。その後、青果部門の分離移転や食料品小売センターの設置など、様々な変遷を経て現在の姿に至っています。
3. 活きいき馬関街で寿司食べ歩き!
唐戸市場の目玉イベント「活きいき馬関街」。市場に出店する各店舗が、その日獲れたての魚介類をネタに、腕を振るった寿司や海鮮丼を販売します。来場者は、各店舗の個性あふれる寿司を、一貫ずつ選んで購入することができます。
開催日時: 毎土曜日~日曜日、祝日 10:00~15:00
4. 唐戸市場の見どころ
- 新鮮な魚介類の買い物: 旬の魚介類はもちろん、干物や練り物など、お土産に最適な商品も豊富です。
- 寿司食べ歩き: 「活きいき馬関街」で、新鮮なネタを使った寿司をリーズナブルな価格で楽しめます。
- 関門海峡の絶景: 市場から関門海峡を眺めながら、食事や休憩ができます。
- 2階飲食店街: 新鮮な魚介類を使った定食や丼などを、関門海峡の景色を眺めながら楽しめます。
- 福招金(フクマネキン): 唐戸市場のシンボル像。訪れる人々に福を招くようにとの願いが込められています。
6. 唐戸市場 基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
設立 | 1933年(昭和8年) |
営業時間 | 5:00~15:00(平日・土曜日)、8:00~15:00(日曜日・祝日) |
定休日 | 水曜日(不定休)、お盆、年始 |
住所 | 山口県下関市唐戸町5-50 |
電話番号 | 083-231-0001 |
駐車場 | あり(572台) |
アクセス | JR下関駅からバスで約10分、「唐戸」下車徒歩3分 中国自動車道 下関ICから約10分 北九州空港からエアポートバスで小倉駅まで行き、電車でJR下関駅へ。下関駅から路線バスで約10分。 山口宇部空港から連絡高速バスでJR下関駅へ。下関駅から路線バスで約10分。 |
7. 周辺情報
- 壇ノ浦: 源平合戦の最後の舞台となった歴史的な場所。
- 赤間神宮: 壇ノ浦の戦いで命を落とした安徳天皇を祀る神社。
- 門司港レトロ: 関門海峡を挟んで向かい側にある、レトロな雰囲気が漂う観光スポット。
8. まとめ
唐戸市場は、新鮮な魚介類と活気あふれる雰囲気が魅力の、下関を代表する観光スポットです。歴史と伝統を守りながら、新たな試みにも積極的にチャレンジすることで、今後も多くの人々を惹きつける場所であり続けるでしょう。
ぜひ、唐戸市場を訪れて、新鮮な魚介類を味わったり、「活きいき馬関街」で寿司食べ歩きを楽しんだり、関門海峡の絶景を眺めたりして、特別な時間を過ごしてください。