山口県下関市にある桜山神社・招魂場。ここは、日本で初めて創建された招魂場で、幕末の動乱期に国のために殉じた志士たちが眠る場所です。今回は、桜山神社・招魂場の歴史と見どころをご紹介します。
桜山神社・招魂場とは?
桜山神社は、高杉晋作の提唱により1865年に建立されました。吉田松陰、高杉晋作、久坂玄瑞など、約400柱の志士たちが祀られており、日本の近代史を語る上で欠かせない場所となっています。
桜山神社・招魂場の歴史
- 日本で最初の招魂場: 幕末の動乱期、長州藩では多くの志士が国のために命を落としました。彼らの霊を慰めるために、高杉晋作の発案で桜山招魂場が創建されました。
- 高杉晋作の理念: 高杉晋作は、「身分に関係なく、国のために尽くした人を平等に祀るべき」という考えを持っていました。招魂慰霊塔は、中央の松陰の塔以外はすべて同じ高さで建てられており、この理念を象徴しています。
- 明治維新後: 明治維新後、各地に招魂場が建立され、靖国神社の原型となりました。桜山神社・招魂場は、日本の招魂の歴史における重要な起点といえます。
桜山神社・招魂場の見どころ
- 招魂慰霊塔: 境内には、志士たちの名前が刻まれた招魂慰霊塔が立ち並んでいます。
- 奇兵隊調練場跡: 桜山神社は、かつて奇兵隊の調練場でした。当時の面影を感じることができます。
- 吉田松陰の墓: 桜山神社には、吉田松陰の墓もあります。
桜山神社・招魂場の基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
住所 | 〒750-0031 山口県下関市上新地町2丁目6-22 |
アクセス | JR下関駅よりバスで約10分、「桜山神社前」バス停下車すぐ |
駐車場 | あり |
桜山神社・招魂場周辺の観光スポット
- 唐戸市場: 新鮮な魚介類を味わえる市場
- 海響館: 様々な海の生き物と出会える水族館
- 関門海峡ミュージアム: 関門海峡の歴史を学べる博物館
まとめ
桜山神社・招魂場は、日本の歴史を語る上で欠かせない場所です。静寂な境内で、幕末の志士たちの熱い想いに触れてみてはいかがでしょうか。