福岡県北九州市小倉南区、日本三大カルスト地形の一つである平尾台に位置する千仏鍾乳洞。
国の天然記念物にも指定されているこの鍾乳洞は、水の中を歩いて進む探検コースが人気です。
今回は、千仏鍾乳洞の魅力を、歴史や見どころ、アクセス情報などを交えて詳しくご紹介します。
千仏鍾乳洞:その名前の由来
「千仏」という神秘的な名前は、かつてこの洞窟で修行を行った僧侶たちが、洞内に多くの仏像を安置したという伝説に由来しています。
彼らは、静寂な洞窟の中で、厳しい修行に励んでいたのでしょう。
その神秘的な雰囲気は、今もなお、千仏鍾乳洞の中に息づいています。
3億年の時を刻む鍾乳洞
千仏鍾乳洞の歴史は、古く、約3億年前の古生代まで遡ります。
長い年月をかけて、雨水が石灰岩を溶かし、地下水路を拡大することで、現在の洞窟が形成されました。
平尾台一帯は、日本有数のカルスト地形であり、その独特の地形が鍾乳洞の発達に大きな影響を与えています。
水の中を進む、ユニークな探検コース
千仏鍾乳洞最大の特徴は、洞窟の中に川が流れており、水の中を歩いて進むコースがあることです。
水深は場所によって異なり、浅い場所ではくるぶし程度、深い場所では膝まで濡れることもあります。
ヘッドランプを装着し、足元を照らしながら進む様子は、まさに探検家!
ドキドキワクワクの体験が待っています。
変化に富んだ鍾乳石と、ひんやりとした空間
洞内には、つらら石、石筍、石柱など、様々な形の鍾乳石を見ることができます。
長い年月をかけて自然が作り出した造形美は圧巻です。
また、洞内は年間を通して気温が約16度に保たれており、夏は涼しく、冬は暖かく感じられます。
千仏鍾乳洞の見どころ
- 入口付近: 比較的広い空間で、天井からたくさんの鍾乳石が垂れ下がっています。
- 水中の探検コース: 水の中を歩く、千仏鍾乳洞ならではの体験!
- 奥の院: 洞窟の最奥部にある神秘的な空間。
千仏鍾乳洞 基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | 福岡県北九州市小倉南区平尾台3-2-1 |
アクセス | 車:九州自動車道 小倉南ICから約20分 JR日田彦山線 石原町駅からタクシーで約20分 |
駐車場 | 100台(無料) |
営業時間 | 平日:9:00~17:00 土日祝:9:00~18:00 |
定休日 | 無休 |
料金 | 大人:1,000円 中学生:600円 小学生:500円 4歳以上:200円 |
服装・持ち物
- 濡れても良い服装: 水の中を歩くので、濡れても良い服装で行きましょう。
- サンダルや濡れても良い靴: サンダルや濡れても良い靴がおすすめです。
- タオル: 足を拭くためのタオルがあると便利です。
よくある質問
Q. 水の中を歩くのは危険ですか?
A. 水深は浅い場所が多いですが、滑りやすい場所もあるので注意が必要です。
Q. 子どもでも入洞できますか?
A. はい、入洞できます。ただし、小さなお子様は保護者同伴でお願いします。
まとめ
千仏鍾乳洞は、水の中を歩くというユニークな体験ができる鍾乳洞です。
平尾台の自然を満喫できるスポットとして、ぜひ訪れてみてください。