歴史の転換期、幕末。激動の時代を駆け抜けた英雄、坂本龍馬。その龍馬が愛した妻、おりょうが身を寄せた場所をご存知でしょうか?

下関にある「本陣伊藤邸跡」は、まさにその場所。伊藤家は代々、この地で奉行を務めた名家であり、参勤交代の際には大名の宿となる本陣を務めていました。

幕末には当主の伊藤助太夫がシーボルトや坂本龍馬と親交を深め、龍馬が京都で暗殺された際には、妻のおりょうを温かく迎え入れたのです。

現在、邸宅は残っていませんが、「本陣伊藤邸址」の碑が当時の面影を静かに伝えています。

碑の前に立つと、おりょうが見たであろう景色、そして激動の時代を生きた人々の息吹を感じることができるでしょう。

見どころ

  • 本陣伊藤邸址の碑:
    • 邸宅跡に残る唯一の史跡。当時の様子に思いを馳せることができます。
  • 赤間神宮:
    • 本陣伊藤邸跡から徒歩圏内。壇ノ浦の戦いで命を落とした安徳天皇を祀る神社です。美しい朱塗りの社殿が印象的です。
  • 春帆楼:
    • ふぐ料理の名店。明治時代に伊藤博文が命名したと言われています。

基本情報

項目情報
住所山口県下関市阿弥陀寺町5
お問い合わせ下関市観光政策課 083-231-1350
アクセスJR下関駅からバス10分 → 赤間神宮前下車から徒歩3分

本陣伊藤邸跡は、幕末の動乱を肌で感じることができる貴重な史跡です。

坂本龍馬ファンはもちろん、歴史に興味のある方はぜひ訪れてみてください。

おりょうが見たであろう景色を眺めながら、激動の時代を生きた人々に思いを馳せてみましょう。

By kyushutv

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