幕末の風雲児・高杉晋作。
彼が長州藩、ひいては日本の歴史を大きく変えるきっかけとなったクーデター「功山寺挙兵」。
その際、高杉が率いる軍勢が最初に襲撃したターゲットが、現在のJR下関駅近くにあることをご存知でしょうか?
その場所は「萩藩新地会所跡(はぎはんしんちかいしょあと)」。
現在は厳島神社の参道横に石碑が残るのみですが、ここはかつて萩本藩の出先機関があった重要な拠点でした。
今回は、歴史ファンなら一度は訪れたい、維新の動乱が火を吹いた現場をご紹介します。
⚔️ 元治元年12月15日、歴史が動いた夜
時は幕末、元治元年(1864年)12月15日。
保守派が主導権を握っていた長州藩の体制を変えるため(藩政改革)、高杉晋作はわずかな兵を率いて長府の功山寺で挙兵しました。
最初のターゲット「新地会所」
雪の降る中、高杉たちが目指したのは、萩本藩の出先機関であった「新地会所」でした。
ここを襲撃し、武器や弾薬を確保したことが、その後のクーデター成功への第一歩となったのです。
この場所は、まさに**明治維新への歯車が大きく回り始めた「起点」**とも言える場所です。
⛩️ 厳島神社の横にひっそりと
現在、当時の建物は残っていませんが、下関市上新地町にある厳島神社の参道横に、その歴史を伝える碑が建立されています。
JR下関駅から徒歩約11分というアクセスの良さも魅力。
駅周辺の賑わいから少し離れた静かな場所で、激動の時代に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
ℹ️ 基本情報&アクセス
| 項目 | 内容 |
| スポット名 | 萩藩新地会所跡(はぎはんしんちかいしょあと) |
| 所在地 | 下関市上新地町1丁目(厳島神社入り口横) |
| 関連人物 | 高杉晋作 |
| お問い合わせ | 083-231-1350(下関市観光振興課) |
🚗 アクセス
- 【徒歩】
- JR「下関駅」から徒歩約11分
- 【バス】
- JR「下関駅」から高尾線バスで約4分、「厳島神社前」下車、すぐ
💖 まとめ
わずかな兵力で大軍に挑んだ高杉晋作の覚悟と、維新の幕開けを目撃した場所「萩藩新地会所跡」。
厳島神社への参拝とあわせて、歴史の転換点となったこの地に立ってみませんか?