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山ほめ祭は志賀海神社の背後にある、志賀三山の勝山、 衣笠山、御笠山の山々を誉め、山と大地と海の恵みに 感謝する行事です。
まず、太鼓橋で種まきの所作が行われます。
これは春の山ほめ祭だけのものです。
神社の本殿手前境内の広場の中央には、 盛り砂に神籬(ひもろぎ)とよばれるサカキが 立てられています。
この手前で山誉祭が執り行われます。
まず神籬(ひもろぎ)前で 祓い清め次に、一同を祓い清めます。
その後、宮司が大祓(おおはらい)祝詞を唱えます。
それから、八乙女達により舞が奉納されます。
山ほめ祭は本殿前の斎庭(ゆにわ)で行われます。

盛り砂に神籬(ひもろぎ)を立て、コモを敷いただけの 簡素なものです。
まず、神籬(ひもろぎ)の枝を折って、その枝で3つの山を 祓います。
そして、輪を描くような祓いを正面、右、左と3方向 祓います。
続いて2人が同じ祓いを行います。
次に扇を持って、正面、右、左と礼拝をします。
続いて2人が繰り返します。
そして、正面、右、左の3つの山を誉めます。
そのあと、山の猟についての掛け合いが始まります。
掛け合いの後、矢を射って、狩の安全と豊猟を祈念します。
後半は海の漁です。
ヒレを模したわらを持つ人は鯛を意味しています。
こうして豊漁を祈念します。
山ほめ祭は、山と、大地と、海に願い、感謝する、伝統的な まつりです。

ふくおかインターネットテレビ より掲載