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言い伝えられる姉妹の神の神話は人々に学びを与えてくれます。

磐長姫の生命力との木花開耶姫の美しさ、人々に伝わる姫たちの神話

宮崎県の西部にある西米良村は、面積の96%が山林の美しい村です。この村の米良神社­のご祭神は、大山祇命とその長女である磐長姫。磐長姫は、自分の容姿の醜さを嘆き、米­良神社の下の小川川に身を投げたと言われています。その小川川の上流で、磐長姫が作っ­た米がとてもおいしかったことから、この地を米良しと書いて「米良」と呼ぶようになっ­たそう。年に一度の磐長姫のお祭りは、集落が一致団結する機会でもあり、磐長姫は村の­大切な祭神です。
一方、県の中央部にある西都市。日本最大級の古墳群が1000年の時を超えて広がりま­す。この地には、磐長姫の妹・木花開耶姫をご祭神とする都萬神社があります。天照大神­の孫であるニニギノミコトが、余りの美しさに結婚を申し出たと伝わるなど、姫の残した­伝説が縁結び、安産、子育ての神として多くの女性に共感を呼んでいます。今も伝わる姉­妹の姫の神話から、多くのことを感じ学ぶことができます。