門司女性消防団「女組(めぐみ)はしご隊」は、全国でも珍しい「はしご演技」を行う女性の消防団として知られています。江戸時代、風向きや火事の情報を知るために必要だった「はしご」の技術。8人の団員が支える5メートル近いはしごの上で、命綱なしの「乗り子」が次々と技を繰り出す、「はしご演技」は心をひとつにしないとできません。一瞬たりとも気を抜けない消防の現場に必要な団結力を高める「はしご演技」。江戸の火消し技術は今の時代にも役割を失っていません。